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■脱温暖化2050プロジェクト 国際シンポジウム
「低炭素社会を目指した産業構造変革への挑戦」

「産業構造を変革することにより、CO2の削減は図れる」。本当か。それを説明してもらえるのではないかという希望を持って、シンポジウムへの参加を決めた。

「ふと、エコロ人」は有限会社サムクイックによって運営されているのだが、あまりに「産業構造」という言葉とかけ離れた企業である。それでも、一流企業が考える温暖化対策には興味があった。

最初に驚いたのが男女比(これは私のライフワークの一つでもある)。男性比率が9割を超えているように思える。年齢層も平均をとると50歳は超えているようだ。エコロジーというのは現在若者のブームのように思われているが、それらのムーブメントとは一線を画した集まりであるといった印象。

話の内容は、温暖化対策としてアルミニウムの再利用技術やセメント製造の素材としてのゴミ活用などが紹介される。興味深い内容ではあるのだが、企業である限り「生産の拡大」が図られなければならず、個々の技術革新によって減らされたCO2を上回る総CO2量が生産増によって生み出されている感は否めなかった。

今回のイベントには多くの外国人講演者が参加していたため、初めて同時通訳機を使用することとなった。これが面白い。外国人の講演は「英語→日本語」翻訳で聞き、日本人の講演は「日本語→英語」翻訳機能を使った。同時通訳というのがいかに難しいのかが良く分かる。イベント企画会社が翻訳・通訳を生業としている企業だったのでこのような設備が完備されたのだろう。

内容は概ね理解できたのだが、カーボンオフセット、カーボントレードについての意見は現在ホットな部分であるため各講演者の熱弁を聞くこととなった。欧州カーボントレードに詳しい講演者も多く、現状報告と問題点提起、及び日本に普及した場合の示唆や世界規模でのコンセンサス共有の必要性などを説明された。

それにしても、第3部である講演者が持ち時間をオーバーして話し続けた時の事。私の道を挟んで目の前のおじさんが「いつまで持ち時間を使うつもりだ!!!」と怒号を浴びせた時には驚いたものだ。まるで、もめにもめている総会という趣。正直長い話だなと思わないでもなかったのだが、無料で参加している講演会でこのようなイベントと遭遇するとは。

■まとめ

技術革新は必要であるが、それがCO2削減へ効果的に向かうかというと疑問を持った。カーボンオフセットについても、社会の価値観が「生活見直し(ゴミ 減り LOVEなど)」や「自然保護」に重きが置かれる意味では評価できる。ただ、根本的な解決には至らないだろうと思う。

私は現在問題となっている自然破壊が「温暖化」や「CO2削減」だけの問題ではないと思っている。資本主義と生活スタイルすべてに関わる問題なのではないか。企業や官は取らなければいけない政策を実施すべきだと思う。それだけでは根本的な解決にならないとしても、「大手が動いた」というだけでニュースバリューはあるのだから。

反面、急速な自然回帰にも疑問がある。人間なんて滅んだほうが良いとか、物質社会をすてて自然の中で暮らすべきだ、とかには共感できない。それより生活の中で自分自身の「生活スタイル」を生み出していくことが、ひいては社会や企業を変えていくのではないかと、そう思う。