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■ゴミポリシー
ロビン マレー (著), グリーンピースジャパン (翻訳)

ゴミをどのように処理すれば人間社会は自然と共存できるのか。環境問題の根幹にあたるゴミ処理にスポットライトを当てた本。全体として「ゼロ・ウェイスト」というテーマで統一されている。読みやすいし、ゴミ処理に関して個別具体的に説明されている。数値検証などもなされているので、真剣にゴミ処理について知りたい方にお勧めの一冊。

ゼロ・ウェイストとはゴミを生み出す製品のライフサイクル全体の見直しを促し、リサイクルだけを主眼としたゴミリデュース制作にとどまらない根本的解決を目指すという考え方であるらしい。確かに、大量生産・大量消費は未だに世界の一番分かりやすい経済原理である。消費のみを減らすという考え方では無駄は減らない。ゴミにならない商品開発というのも一つの道であるように思う。

まず、ゴミの処理について。日本では、可燃物が焼却炉で燃やされ、不燃物が埋立地に埋められる。だが、可燃物の中にも再利用出来る物質はあるし、不燃物の中にもリサイクルして使えるものがある。それを「燃やしたり、埋めたり」する前にちゃんと分別して利用できるシステムを作ろうと筆者は唱える。

筆者の提案する方法の中で気に入ったのは以下だ。

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オーストラリア式の札つき袋システムを導入してリサイクルくじを行う。あたった人の袋が調べられ、正しく分けられていれば、「カリブ海の休日」や新型低排出車などがもらえる。
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これは是非日本に導入してもらいたい。私は正しく分別しているし、していることに意味が持てるといいなと常に思っている。くじを運営するのは大変そうだけどね。モチベーションを上げないと更なる分別なんてなかなか出来ないだろう。

オランダやデンマーク、スイスなどの国では埋め立てが困難なため多数の焼却炉を保有していたが、これらの国でリサイクルへ転換する際に効力を発揮したのは、焼却炉を閉鎖、あるいは改善するなどの処置であったそうだ。日本では未だにゴミ処理と言えば焼却炉・埋立てに頼っている。閉鎖してしまえば「ゴミを減らさなきゃ」と本気で思うのかもしれない。

オーストラリアのキャンベラでもゼロ・ウェイストを目指すために2つあった埋立地の1つを閉鎖した。それが、ゼロ・ウェイストの実施に大きな影響を与えている。やはり危機感などもあるのだろう。本書は基本的に英国への警告として書かれているように思われる。ただ、英国を日本と置き換えてもまったく問題なく問題意識を持つことが出来る。

ふと、エコロ人では「地球を救う」とか「温暖化阻止!」とかあまり考えていない。別に逃げているわけじゃないけど、出来ることを着実にやらないと次に行く気にならない。まずは、「ゴミ 減り LOVE」なんです。